診療科紹介

外科

下越病院外科科長 会田 博
外科
2009年 年齢別全身麻酔手術(110件)の内訳

 皆さん、すでにご存知のとおり2012年の春に下越病院が新しくオープンすることとなりました。手術室も新しくなり、また消化器内科と外科が同じ病棟に配置され、診断から必要な外科治療もスムーズに行えるようになると思います。
 昨年2009年の外科の手術件数は全身麻酔が110件、腰椎麻酔が60件、局所麻酔が87件、総数で257件ありました。
 当院外科における年齢別での全身麻酔手術の件数はグラフのとおりで、日本人の平均寿命の伸びとともに80歳以上の手術が四分の一を占めるようになりました。
 高齢者の手術は悪性腫瘍によるものが多く、胃癌、大腸癌がほとんどを占めています。食事の欧米化に伴い、全国統計と同様に当院でも2009年は胃癌手術の14件に比べ大腸癌手術が47件と増加傾向にあります。これからは高齢者手術がますます増加し、それに伴い術後合併症の発生リスクが高まると思いますが、術前・術後管理を内科やリハビリ、他職種との連携により行い、手術がより安全に実施できるようにしていきたいと考えています。
 進行癌症例の中には残念ながら非治癒手術となることがありますが、最近では抗癌剤治療の研究が進み、以前に比べ治療成績が良好となり、長期的な延命効果も得られるようになりました。抗癌剤治療が外来でも円滑に安心して受けていただけるように化学治療室を設置し、肉体的・精神的・経済的ケアも含めて内科・外科・看護師・薬剤課・栄養課・医事課などが協力してお手伝いしていきたいと思います。
 また現在、外科医3人体制ですが来年、春には外科医1人が外科研修より帰任し、現在より充実した体制で皆さんのご希望に沿えると考えています。