
1.高い診断能力を求めて
およそ100倍まで拡大できる拡大内視鏡の導入と狭帯域光(NBI)を用いた詳細な観察により早期の段階で発見される食道や胃、そして大腸の癌が年々増えてまいりました。またこれまでは小腸の病気の診断は難しかったのですが、今年からカプセル内視鏡検査を行うことができるようになりました。これは1cmほどの大きさのカプセル型の内視鏡を飲んでいただいて小腸の撮影を行うというものです。ほとんど苦痛はありません。
2.安全で確実な治療のために
癌の治療のために内視鏡的粘膜下層剥離術を導入したことにより、これまでは切除することが困難 だった大きな癌も一定の条件を満たせば切除できるようになりました。また、内視鏡検査のときに炭 酸ガス送気装置を使うと検査後におなかが張って苦しいのを軽く出来ることが知られています。今年 度、炭酸ガス送気装置の全面的な導入を予定しております。
3.スタッフの育成
当院の消化器科のスタッフは現在5人ですが、消化器系の病気の方は多いので地域の皆さんのご要 望にお答えするためにはもっと若手の先生を育成したいと考えております。 昨年度はいろいろな研究会や学会に参加し、演題発表を行いました。11月には原田医師がロン ドンの学会(UEGW)に胃癌の診断と治療に関する演題を出してくれました。このときの発表原稿は下越病院の外来待合室に貼ってありますのでご覧になられたかたもおられるかと思います。毎日の日常診療は忙しいのですが、研究会や学会に積極的に参加して最新の医療を吸収し地域の皆様にご提供できるようにこれからも努めて参ります。
4.その他
現在の内視鏡室はおよそ20年前に作られたもので手狭です。リニューアル後は今の3倍ほどの広さになります。検査後の患者さんの回復室も広く取ることができました。一日も早い完成を楽しみにしております。
| 上部消化管内視鏡検査 | 5,933件 |
| 下部消化管内視鏡検査 | 1,225件 |
| ERCP | 113件 |
| 内視鏡的乳頭切開術 | 44件 |
| 上部消化管ESD | 75件 |
| 大腸EMR | 121件 |